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頑張れ東北!みちのくの光は消えず~2003.1.1

頑張れ東北!みちのくの光は消えず~2003.1.1

入選作001 将棋天国 昭和55年 あき(第15号)

「将棋天国」昭和55年(1980)・あき(第15号)
今月の詰将棋10

[解説](吉田健氏)
 作者「これといって難しい変化もなく平凡な作であります。狙いはこれもまた平凡ながら、二度にわたる歩の連合です。初手は絶対手。収束は必然。けれど捨て難い味があるのでは・・・・?」よく考えてみればこれしか無いのだが、思い切りのよい導入部である。
 (盤道短評)という厳しい注文もある一方-(平松短評)という意見は参考になるかも知れない。
 さて、眼目の二段連合であるが、3四歩合を省いてすぐ3三歩合とすると、3二銀、同玉、3三馬、2一玉、3二馬、1一玉、1二歩以下、常に3四馬と引き返す順が見えている。3二歩合なら、勿論4二馬、同玉、4三銀以下カンタン。なお、二段連合を桂でやると、3四桂合、同香、3三桂合、2三桂、2一玉、4三馬、1二玉、1一桂成、同玉、3三馬といったあんばいに寄せて早い。
 ところで、手順中の難所は、ここの部分よりむしろ17手目、2三成香であったようで、ここのところを、3四馬、2一玉、2二歩、1一玉・・・・にて打歩詰の局面、という解答さえあった。

[短評](敬称略)
盤道尽一「序の導入に一工夫あってしかるべき。安易でいただけない」
平松準一「二段中合うまい。頭の二手を省いて清貧図式にしては・・・・?」
坂口敏昭「不利感を感じさせる手が続く。3一飛成と2三成香が難しかった」
新田道雄「絶対こうだと思いながら、2三成香に気付かず一苦労」

[作意]2一銀生 同玉 3一飛成 同玉 3五香 3四歩合 同香 3三歩合 3二銀 同玉 3三香成 2一玉 4三馬 1一玉 1二歩 同玉 2三成香 同玉 4一馬 1二玉 3四馬 1一玉 1二歩 2一玉 2二歩 同玉 2三馬行 2一玉 3一馬引 まで29手詰


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